芸術や文化、文化財に関わる領域は、かつてないほどの世界的な変化に直面しています。
欧米に拠点を置く団体は、財源の大幅な削減という問題に頭を悩ませていますが、アジアや中東では、芸術や文化への投資が伸びています。
科学の進歩により、過去の時代が解明され、文化財の保護や公開に対する理解が進む一方で、歴史的文化財の所有権をめぐり、国際的な論争が繰り広げられています。
芸術や文化への関心は国外にも向けられるようになり、新たな観客や来場者を獲得する競争がこれまでにない高まりを見せています。芸術・文化団体は、これまで物理的制約のもとで活動してきましたが、今やさまざまなメディアを通じて発信するようになりました。